大阪府守口市・門真市で、地元を豊かで住みよい郷土づくりに貢献する商工会議所の若手集団

守口門真商工会議所青年部
 Young Entrepreneurs Group

みんな笑顔で ~心に熱き絆と友情~


会長挨拶 令和2年度会長 齋藤 憲武

 少子高齢化が進む昨今、どの業界内においても深刻な悩みが続き、私達は、人員確保はもちろんの事、まだ先の見えない不況にも立ち向かわなければなりません。不安が不安を倍増させ、前すら見えなくなるような現実に、起業した時の熱き想いは逆風の中で立ち消えてしまいそうです。

 私は長く建築業界に身を置いておりますが、今年で30年という節目の年を迎えます。改めて振り返ると、波乱万丈な30年でした。前に進んではまた戻りを繰り返しておりますが、真剣勝負の時間を過ごしながら、気持ちは常に前を向いております。

 そんな私をいつもサポートし、助けてくれたのは「人・仲間」でした。人を見て学び、仲間に勇気をもらい力へと変えて行き、友情と仲間の大切さを感じる日々を過ごし、大きく見せても人は弱い生き物だという事を学びました。人と手を取り合い成長させてもらい、出会いに感謝し良き経験を未来へと繋いでいき、初心を忘れず驕ることなく、日々笑顔を忘れず前進したいと思っております。

 守口門真商工会議所青年部(以下、守口門真 YEG)に入会して、まだ 4 年ですが、青年部活動を通じ新たな仲間が増えた事を本当に嬉しく思っております。共に汗を流し、様々な事業を作り上げていく過程は結果以上に大切なことです。一つ一つの事業に担当者たちの情熱が詰まっており、すべての事業に失敗は存在しない。たくさんの時間を費やし、討論を繰り返し、時には涙を流し、再度挑戦する。そこに仲間との絆が生まれ、友情が芽生え、この事こそが成功であると私は考えます。

 青年部活動とは、このかけがえのない仲間たちとの経験を糧として、自己成長に繋げ、未来へと継承していく事ではないでしょうか。また青年部への入会目的は、自己のスキルアップ、自企業・地域の発展など様々でしょうが、研鑽や関わり方次第で、どれも叶えることができ、可能性は無限大です。全国の単会の仲間とも出会え、一生の繋がりを持つことも可能な団体であると思います。

 そこで、今年度の守口門真 YEG の目標の一つを「熱き絆と友情を深める」に、したいと思っております。そして全体の満足度を高めていきたいのです。まずは、ここの基礎固めを 1 年掛けて、じっくりと作っていきたいと思います。満足度は個々に違いは出るでしょうが、まずはチャレンジすることで、結束が生まれ自信にも変わるかも知れません。各委員会に分野ごとにそれぞれ特化して頂き、祭り事業などの守口・門真への地域貢献活動を継続し、さらには自企業に役立つ専門委員会を立ち上げ、公私にわたり満足度を高めたいと思っております。事業を通じて部員同士の関心も深めてもらい、積極的にかかわりを持ちたいと思ってもらえ「参加をすることで笑顔へ」を、最優先課題とします。促されるから参加するのではなく、基本的な事ですが、常に魅力がある組織で、自らの意思で参加する YEG へと、部員全員で変えて行きたいと思います。

「足りない物は、みんなで作っていく」

 それにはかなりの労力が必要とされるでしょう。理解を得るのも時間が掛るでしょうが、臆することなく意見を出し合い多くの時間を共有し、邁進していきたいと思っております。渡り鳥は V 字編隊を作り、秋には南へ向かいます。先頭を飛ぶ鳥が一番大きな風の抵抗を受け、2 列目以降は抵抗を軽減され揚力が発生し前の鳥よりも楽に飛んでいるそうです。そして疲れてきたときは順に先頭を変わり遥か離れた目的地に助け合いながら辿り着くのです。私達の青年部も、このように新たな目標に友と向かい熱き絆と友情を心に刻み先輩方から受け継いできた襷を次代へ繋ぐべく、数々の目的地を仲間と共に作り渡って行きましょう。

 2020年が守口・門真の大いなる飛躍の年となる為には、小さな事ではあるかも知れませんが、互いに興味を持ち、かかわりを深め、地域を愛することから始めれば変化が出てくるものと思います。守口門真YEGは沢山の笑顔を届け、自身の成長に加え、市民の皆様から尊敬に値される団体となり、輝かしい未来を仲間全員で創造発信していきたいと思います。